医療機関のクラウド導入、肯定派と否定派が拮抗する現状……シードP調べ
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
2010年2月の厚生省通知を受け、医療機関でのクラウド導入が進んでいるが、さまざまな事情から導入に踏み切れない医療機関も数多く存在する。この調査はその背景と現状を探るものとなっている。
まず病院の医療情報部門担当者と、診療所の経営に携わる医師に対して、クラウド型電子カルテを導入したいかについて質問したところ、病院担当者の8.3%、診療所医師の8.4%が「価格が多少高くても、クラウドの利点を考え検討する」と回答し、病院担当者の47.1%、診療所医師の43.9%が「価格安ければ検討する」と回答した。導入に前向きな回答は合わせると、病院・診療所のどちらでも50%を超えた。ただし、「まったく検討しない」「クラウドであってもオンプレミスであっても不要(電子カルテ自体が不要)」という回答も合わせると50%弱あり、拮抗している状態とも言える。
次に、病院の医療情報部門担当者と、診療所の経営に携わる医師に対して、「医療分野でクラウドサービスを提供する企業を好ましく思うか」という質問に対して、病院担当者の63.1%、診療所医師の50.4%が「とてもそう思う」「多少そのように思う」と回答した。
《冨岡晶》
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