スマホユーザーの8割、撮影した写真は「スマホに保存しっぱなし」……トレンド総研調べ
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
最初に、「スマートフォンを使うようになって、写真を撮る頻度は増えましたか?」と聞いたところ、過半数となる56%が「増えた」と回答。続いて、「スマートフォンで写真を撮影した後、写真をどのように保存・利用していますか?」と聞いたところ、もっとも多かった回答は、「スマートフォンに保存したままにしておく」が80%でトップ。以降「PCにバックアップとして保存をする」(37%)、「ソーシャルメディア(SNS等)で投稿・共有をする」(28%)、「メールで友人や家族に共有をする」(22%)、「撮影した写真の画像を加工・編集する」(13%)などが続いた。
スマートフォンに保存したままというユーザーが大多数であることが判明したため、それを踏まえて「スマートフォンの写真機能を利用する上で気になること・困ること」を聞くと、「撮影した画像をバックアップや印刷のためにPCへ保存することが面倒に感じる」(59%)、「写真をたくさん保存したことで、データの容量が気になる」(56%)、「せっかく撮影・保存した写真を紛失・誤消去しないか不安になる」(49%)、「ソーシャルメディア(SNS等)への投稿を面倒に感じる」(39%)といった意見が寄せられた。
なお、「スマートフォンの写真機能の活用方法として、よく利用しているもの」を聞いてみると、「PCなどスマートフォン以外の保存先に、撮影した写真のバックアップをする」が16%、「アルバム機能やアプリを利用して、撮影した写真の整理・管理をする」が12%、「アプリなどを利用して、撮影した写真の画像加工・編集をする」が8%、「アプリなどを利用して、加工写真の撮影をする」が6%という結果で、いずれも20%を下回っていた。
上記の選択肢にもあった、「PCなどスマートフォン以外の保存先に、撮影した写真のバックアップをする」という使い方では、現在「クラウド」を活用したサービスが各社から提供されている。そこで、スマートフォンユーザーに対して「あなたは『クラウド』について知っていますか?」と聞いたところ、「よく知っている」と答えた人は14%、「ある程度知っている」と答えた人は35%にとどまった。また、「スマートフォンにより写真保存・共有をする際に『クラウド』を活用していますか?」という質問に対して「活用している」と答えたのはわずか16%に留まった。
一方で『クラウド』のことを「知らない」、あるいは「活用できていない」と答えたユーザーに、「今後、スマートフォンと『クラウド』機能を連動させた活用方法を試してみたいですか?」と聞いたところ、70%が「試してみたい」と回答しており、利用意向は比較的高いというのが浮き彫りとなった。
最後に、『クラウド』や『アプリ』によるスマートフォンの写真機能活用法について、今後の利用意向を聞いたところ、『クラウド』を利用した写真機能活用方法としては、「写真の自動バックアップ」が62%、「写真の紛失、誤消去を防ぐ保険としてデータを自動保存」が58%、「SNSやブログでの写真の簡単共有」が44%と人気を集めた。『アプリ』を利用した写真機能の活用方法としては、「写真の整理・管理」が67%、「画像加工・編集」が58%、「加工写真の撮影」が50%という結果になっている。
《冨岡晶》
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