モバイル活用ヘルスケア、2011年市場は「健康」約175億円「医療」約5億円「見守り」約95億円
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それによると、「健康」分野では、エムティーアイの「ルナルナ」、KDDIの「au smart sports」、NTTドコモの「iBodymo」が100万人以上の会員を獲得し、成長を続けているが、スマートフォン・タブレット端末の登場により、従来のキャリア課金型以外のビジネスモデルも増加しているとしている。また「医療」分野は、医療機関における電子カルテ導入など、IT化は進みつつも、ワイヤレス通信を活用したシステム、サービスは実証実験レベルにとどまり、本格的なビジネスには至っていない。そして「見守り」分野では、自治体の予算を活用したサービスが民間に移行し、携帯モジュール搭載の専用機器や、モバイル端末を活用したWebサービスが増加しているとレポートされた。以上により、2011年の「健康」分野は約175億円、「医療」分野は約5億円、「見守り」分野は約95億円、合計約275億円の市場規模と推定された。
今後については、スマートフォン連携、コンティニュア・ヘルス・アライアンス規格による機器連携、NFC/FeliCaの搭載モバイル端末との連携が進むと考えられる。また社会的要因として、「電子お薬手帳」などのデータ蓄積サービス、「シームレスな地域医療連携の実現」による医療圏を超えた連携などが見込まれる。これらにより、2016年の市場は、「健康」分野が約400億円、「医療」分野が約250億円、「見守り」分野が約150億円、計約800億円の市場に成長すると分析されている。
《冨岡晶》
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