2016年に世界のモバイルデータトラフィックは18倍増に!……シスコ調べ
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130エクサバイトとは、例えば、DVD330億枚、MP3ファイル(音楽/オーディオ)4300兆本、SMSテキストメッセージであれば81京3,000兆通に相当する量。1エクサバイトは100万テラバイトに相当する。
こうした急速な拡大が見込まれる要因の1つはモバイルインターネットに接続されるデバイスの激増で、その数は2016年には世界人口(予測値73億人)を上回ると予測される。携帯電話などのパーソナルモバイル対応端末の数が80億台を超えるほか、車載GPS、物流や製造業の資産トラッキングシステム、患者カルテをオンライン活用できる医療用アプリケーションなどのM2M接続デバイスも20億台近くに達すると予測されている。
同社の調査によると、2016年にはスマートフォンとタブレット(16億台)の71%がIPv6のモバイル ネットワークへの接続に対応すると見込まれ、全体でみると世界のすべてのモバイルデバイスの39%(40億台超)がIPv6に対応するとのこと。
そのほか、モバイルデータトラフィックの大幅な増加を加速させる要因として、ストリーミング コンテンツの増加、モバイル コンピュータ機器の高度化、モバイル ネットワークの高速化、モバイル ビデオの増加を挙げている。
こうした、モバイルインターネット需要の拡大に対応するため、モバイルトラフィックを固定/Wi-Fiネットワークにオフロードする手法を模索するサービスプロバイダーが増加。2011年には、モバイルデータトラフィック全体の11%に相当する1ヵ月あたり72ペタバイトのトラフィックがオフロードされた。2016年には、オフロードトラフィックの量は1ヵ月あたり3.1エクサバイトとなり、モバイルデータトラフィック全体の22%に達すると予測されている。
《白石 雄太》
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