セールスフォース・ドットコム、Salesforce RyppleとSalesforce Site.comを発表
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「Salesforce Rypple」は、全社員参加型の従業員ソーシャルネットワーク環境。従業員ソーシャルネットワークにすべての従業員を取り込み、個人およびチームと、ソーシャルな人材パフォーマンス管理を連携できる。一方「Salesforce Site.com」は、パブリック・ソーシャルネットワークを通じ、最新のコンテンツと一貫したブランド体験を発信できるソリューション。マーケターはWebサイトやポータル、ランディングページ、パブリックなソーシャルネットワークのすべてを通して最適かつ最新のコンテンツを提供することが可能となる。
「Salesforce Rypple」では、企業は従業員ソーシャルネットワークに社内の全従業員を組み入れ、目標の設定、目的の管理、フィードバックと評価の提供など、すべてを従業員ソーシャルネットワークの枠内で行える。個々の従業員レベルでの利用を念頭にデザインされているため、バッヂをはじめとするさまざまなゲーミフィケーションの要素を付加し、常にユーザーの関心を引き付ける環境を提供することができるという。Salesforce、Chatterとの統合も図られている。Facebook社、LivingSocial社、Spotify社など、すでに世界数千社の企業がSalesforce RyppleのWebベースのソーシャルパフォーマンス管理アプリケーションを導入しているとのこと。
「Salesforce Site.com」は、ソーシャルエンタープライズのために構築された世界初のクラウドコンテンツ管理システム。。ユーザーはSalesforce Site.comが提供する総合的なスタジオ/ビジュアルツールを活用できるだけでなく、一度コンテンツを作成すれば、後は自社が展開しているさまざまなWebサイト、ランディングページ、またパブリック・ソーシャルネットワークへ、数秒単位で公開できる。またデータのスタイルを動的に設定できる。「Salesforce Sales Cloud」「Salesforce Service Cloud」「Salesforce Force.com」のカスタムアプリケーションを含め、Salesforce Site.comは既存のSalesforce環境および基盤となっている共通の「Database.com」と統合されており、ユーザーはSalesforce内で利用できるすべての情報を活用し、最適なWebサイト体験を提供できる。すでに、FICO社、The Haagen-Dazs Shoppe Company社、Hewlett-Packard社をはじめとする世界的な大手ブランド各社が、Salesforce Site.comを使用してサイトを公開しているという。
Salesforce Ryppleは、すでに一般提供が開始されています。基本料金は、ユーザーあたり月額5ドル。Salesforce RyppleとSalesforceの統合は2012年4月に一般提供開始の予定で、Ryppleを有償利用中のユーザーは追加料金なしで利用できる。本アプリケーションは「AppExchange」からインストール可能。Salesforce Site.comも、すでに一般提供が開始されている。料金は、サイトおよびWebサイト開発者ユーザーあたりの設定で、サイトの料金は月額$1,500ドル。Salesforce Site.comは個別でも、または既存のSalesforce環境へのアドオンとしても購入可能。パブリッシャおよびコントリビュータユーザーの追加料金は、それぞれ月額125ドルおよび20ドル。
セールスフォース・ドットコムの会長兼CEO(最高経営責任者)であるマーク・ベニオフ氏は「ソーシャルとモバイル環境を利用する従業員と顧客がますます増加するなか、企業がソーシャルエンタープライズへと移行する必要性は加速度的に高まっています。今回Salesforce RyppleとSalesforce Site.comによって、お客様がソーシャルエンタープライズ環境をすべての従業員と顧客にまで大きく広げられるようになったことを大変嬉しく思います」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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