世界のテレビ出荷台数が前年割れ……日本メーカーは揃って不振
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2011年のテレビ出荷台数は2億4770万台。内訳を見るとプラズマが7%減、CRTが34%減と落ち込みが大きく、液晶テレビは7%増加したものの、プラズマ、CRTの減少分を相殺するまでには至らなかった。
液晶テレビの7%の増加にしても、事前の予測を下回っている。その原因としては、欧米での景気後退に伴う需要減があるが、日本でエコポイントシステムが終了し、テレビの販売が落ち込んだことも影響しているという。
一方、2011年の第4四半期の調査結果も発表され、こちらは前年同期比で4%減とさらに落ち込みが目立っている。液晶テレビは1%の伸びとなったが、この伸び率は同社の調査開始以来もっとも低いもので、液晶テレビの需要が一巡したことを示すものといえる。
2011年第4四半期のメーカー別シェアでは、サムスンが26.3%で1位、成長率でも前年同期比で18%増と一人勝ちの状態。2位は13.4%のLG電子で成長率は2%となっている。3位以下はソニー、パナソニック、シャープと日本メーカーが並ぶが、シェアはいずれも10%以下で、成長率はソニーの34%減を筆頭にいずれもマイナス成長となっている。不振が伝えられる日本メーカーの凋落が数字で示されたかたちだ。
《山田 正昭》
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