世界大学評判ランキング2012、東大が8位
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同社は毎年世界中の大学のトップ400校を紹介しているが、今回の評判ランキングは、教育関係者を対象とした特殊なもの。国連に登録されているデーターをもとに、9か国語に訳された調査メールが高等教育関係者に一斉送信された。その結果、3万人を超える回答が149か国から届いたという。
解答者を学部別に見ると、理工学の教員が約20%、社会科学の教員が19%、臨床系が17%などとバランスがとれていたという。地域別に見ると、44%の回答者が米国在住、28%が欧州、25%がアジア・太平洋・中東圏、4%がアフリカという結果になった。72%が欧米在住の回答者という意味では、回答者の地域的バランスをとるのは難しかったといえるだろう。
調査結果を見ると、第1位のハーバード大に続いたのがマサチューセッツ工科大学、ケンブリッジ大学、スタンフォード大学、カルフォルニア大のバークレー校。同ランキングのトップ20を見てみると、欧米以外の大学でランクインしたのは、8位の東大と、20位の京大のみ。
通常の世界大学ランキングでは、国際性、被引用数などでランクを落とす日本の大学も、東大が8位と健闘したのは興味深い。高等教育関係者からは高い評価を得ているといえるであろう。
そのほかのアジアの大学では、シンガポール国立大学が23位にランクインしたほか、中国の清華大学が30位、北京大学が38位に入った。
《湯浅 大資》
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