AMD、サーバ向け低価格帯CPU「AMD Opteron3200シリーズ」発表
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AMD Opteron 3200シリーズは、高密度、高電力効率の1P(1プロセッサー)のウェブホスティング/ウェブサーバ市場をターゲットとした商品で、4コアと8コアのCPUモデルが用意される。MSI、Tyan、富士通、およびDellの各社は、同CPUを採用した製品の提供を同日より開始する予定。
基本動作周波数は2.7GHzで、最大ブースト時の周波数は3.7GHz(AMD Turbo CORE technology稼働時)となる。45W~65WのTDP、2つのDDR3メモリチャンネル、ECC UDIMMをサポートする。最大32GBのメモリ容量、2つのDIMM/メモリチャンネルをサポートする。
AMDでは、この新コアサーバ・アーキテクチャーの発表、ならびに昨年11月の「AMD Opteron 4200シリーズ」と「AMD Opteron 6200シリーズ」プロセッサーの発表以来、将来的なSoC製品の消費電力引き下げを目指している。この戦略のもとAMDは、クラウド分野企業であるSeaMicro社の買収も行っている。
AMD Opteron 3200シリーズは「Bulldozer」コアをベースとし、Socket AM3+を活用して「デスクトップ的」なインフラストラクチャーによるコスト削減を達成しながらサーバクラスの信頼性、エンタープライズクラスのチップ検証/試験、セキュリティ機能、およびサーバOSによる認定を実現したとしている。
AMDのPatrick Patlaコーポレート・バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャは「新しいAMD Opteron 3200シリーズの登場により、ウェブとクラウドのお客様は価格を一定の範囲内に抑えるためにデスクトップクラスのプラットフォームで妥協する必要がなくなり、デスクトップクラスの価格帯で真のサーバクラスの製品を導入できるようになりました。これによって得られる高密度かつ電力効率に優れた環境は、急速な成長を遂げているホスティング分野のお客様がハードウェアコストを短期間のうちに回収することを支援します」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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