シャープ、台湾鴻海グループを割当先とした第三者割当増資を実施……堺工場を共同運営
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今回の第三者割当増資により、1億2100万649,000株の新株式を発行。それによる出資比率は鴻海精密工業が4.06%、鴻準精密工業が0.65%、FOXCONN (FAR EAST) が2.53%、Q-Run Holdings Limited 2.64%となる。
今回合意した業務提携では、鴻海グループの中核企業である鴻海精密工業が、シャープの堺工場が生産する液晶パネル、モジュールを最終的に50%まで引き取り、同工場を共同で事業運営していくこととした。今回の提携により、シャープの子会社であるシャープディス王例プロダクトの出資比率は、現状のシャープ約93%・ソニー約7%からシャープ約46.5%・郭台銘及び他の投資法人等約46.5%・ソニー約7%という構成になる。
シャープはオンリーワンデバイス・商品の開発力、鴻海精密工業は実装生産力・コスト競争力という強みをそれぞれ持つが、こうした両社の強みを活かしたグローバルレベルの新たなビジネスモデル構築を目指すとともに、市場ニーズにマッチしたコスト競争力のあるデバイス・商品のタイムリーな市場投入を実現するとしている。
シャープでは協業分野の拡大等、業務提携をさらに発展させるとともに、今回の増資により該社から調達する資金を新規技術導入に関わる投資等に充当して競争力の強化を図る。
《北島友和》
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