【レビュー】スマートフォンで名刺を管理する(前編)
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しかし、ジャストシステムが3月9日にリリースした「スマート名刺管理 for iPhone」「スマート名刺管理 for Android」は、撮影した名刺をOCR認識して管理できるiPhone/Android用アプリケーションで、精度や機能面でもなかなかの出来となっている(「スマート名刺管理 for Android」の環境でテストした)。
まず、名刺情報の読み取り精度を試してみた。アプリケーションを起動したら「名刺を撮影」か「写真を選択」のどちらかで情報を取り込むことになる。名刺撮影を使っているが、こちらの精度はかなり高い。名前はもちろん、勤務先電話番号、勤務先ファックス、勤務先Eメールアドレス、郵便番号付住所、URL、会社名、役職別などに情報が格納される。もちろん読み取りを間違えた場合には編集機能で修正することも可能だ。読み取った名刺情報は電話帳のスマート名刺というグループに格納される。
有難いことに、この精度を体感したい人のためにアプリケーションは無償で提供されている。ただし、下記の制限事項があるので注意したい。
■(ジャストシステムによる告知)
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1) 30件まで保存できます。31件目以降は初めて起動した日からの経過期間によって保存できる件数が変わります。週に応じて、次の件数を保存することができます。
1~4週目:1週間に10件 5~8週目:1週間に5件 9~26週目:1週間に1件
初回起動時から27週目以降は名刺の保存ができなくなりますが、閲覧・使用は可能です。
2) 27週目以降は、Googleコンタクトと同期させることができなくなります。
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上記の制限は、別売のWindowsパソコン向けの「スマート名刺管理 [高速カラースキャナセット]」(18,800円)に同梱の「制限解除キー」を使って認証することで、無制限に利用できるようになる。
ただ、ビジネスシーンで名刺を検索する場合、名前よりも会社名で検索する機会が多いはずだ。残念ながらAndroidの電話帳ではビジネスフィールドが用意されていないため、通常のGoogle検索を使って端末に登録した会社名の検索を行うことになる。
なお、個人的に筆者が使っているのは、フリーアプリの「DW電話帳」だ。このソフトの優れているところは、グループごとの連絡先だけでなく、所属会社別、役職別に登録者を表示してくれるところだ。こちらも組み合わせて使えば、もっと管理が快適になるだろう。
次回は「スマート名刺管理 [高速カラースキャナセット]」とスマートフォンの連携についてレビューする。
《RBB TODAY》
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