【フォトレポート】NTTドコモ、mova終了……19年に及ぶPDCの歴史に幕
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movaの呼称自体は、アナログ方式時代から採用されていたが、本格的に普及したのは1993年に開始した第2世代デジタル方式(2G)サービスを採用してから。2001年に開始された第3世代のサービス「FOMA」への移行が進んだことから、新規の申し込みは2008年12月でストップしていた。TCAの発表によると、2月末の時点でmovaの契約数は約34.5万件となっている。
ソフトバンク、KDDIはともに2Gサービスを終了しており、ドコモのみがサービスを継続していた。通信方式としては、第2世代サービスとしては帯域の利用効率に優れるPDC (Personal Digital Cellular) を採用、初期のiモード需要を担った。
一方、欧州や米国、中国などではGSM(Global System for Mobile Communications)が主流。3G圏外では依然として2Gが重要な役割を果たしており、パケット通信ではGPRSやEDGEなどの高速化が図られている。
ドコモでは31日のサービス終了に伴い、movaの発着信が出来なくなるほか、留守番電話やiモードセンターに預けているメールの確認、各種オプションサービスの利用もできなくなる。また、ドコモポイント、モバイラーズチェックについては31日をもってすべて失効となってしまう。
ドコモでは、FOMAやXiへ特別価格で乗り換えられたり、movaユーザーを紹介した場合、FOMAからの機種変もしくは新規契約の際に最大10,500円キャッシュバックがもらえたりといったキャンペーンを実施し、movaからの乗り換えを呼びかけている。
《RBB TODAY》
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