アキバレンジャー参上! ……主役メカは痛車ロボ
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非公認戦隊アキバレンジャーは、東映が36年の歴史を重ねてきた『スーパー戦隊シリーズ』の陰で、表舞台に出ることなく静かに体積しつつシリーズを支えてきた、たくさんの妄想、没ネタ、シタゴコロ。その膨大な妄想パワーをもとに、公認戦隊さながらのスタッフ陣により新たな戦隊物語として完成させた意欲作。
登場する主人公は、マニアが集う電脳タウン・秋葉原のディープな住人三人組。主役のレッドは、アニメと戦隊ヒーローが大好きな異色のヒーローで、主役メカも痛車のプリウスだ。戦隊物のお約束である巨大ロボは登場せず、プリウスがロボットに変形してしまう、掟破りの戦隊ものとなっている。
同作品には、「仮面ライダーアギト」などを担当した田崎氏のほか、音楽に川井憲次氏、アクション監督に大橋明氏、キャラクターデザインをさとうけいいち氏など、公認戦隊さながらのスタッフ陣が参加した。
田崎監督は「実は番組が始まる前、勉強のため、薄い本(同人誌)の同時即売会にいったんですよ。僕としては学生の頃から意識は変わっていないので、仲間のつもりで行ったんですけど。“公認の人、キター”と引かれて、悔しい思いをしました」。
「この番組は、そういう方達に対して負けないぞという気持ちでやっています。番組の反響としてTwitterでは“田崎ずるい”とか言われて、“東映のお墨付きでやってる田崎はずるい”ってことだと思うのですが、同じ立場に立てたのかなと感じていてすごく嬉しい」と、自身も戦隊マニアであること明かした。
レッド役の和田さんは「32歳でレッドですか、“アザーッす”」と喜びを語る一方、「東映でお世話になっている後輩が本家に出演していて、廊下で道を譲らなくてはならない」と、非公認であるが故の屈辱感の気持ちなどを語った。
全体の物語は、「ひょんなことから、彼らの町を亡きモノにせんとする邪悪な存在を知ってしまった彼らは、美しくもイタすぎる天才博士が作ってしまった超装備で、悪を滅する戦士となり、彼らの聖地アキバを守るという表向きの理由で、戦いを挑む…。」といったストーリー。
同会場では第1話が公開されたが、作品は内容がパロディとなっているだけで、アクションシーンや演出などのクオリティは戦隊シリーズそのもの、本家の戦隊を創ってきたクリエイターが、掟もタブーも歯止めも捨てて挑む意欲作だ。
大人とコアなファン層に贈るアヤシイ裏戦隊『非公認戦隊アキバレンジャー』は、BS朝日で4月6日より、TOKYO MXでは4月9日より放送を開始する。
《編集部》
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