NEC、「スマート分電盤」の販売を開始……オフィスやデータセンターの電力を見える化
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「スマート分電盤」は、最大誤差3%以内の高精度で、最大24個所の電力量を計測できる「スマートコントローラ」を内蔵した製品。これによりオフィスの照明や空調機などの系統別、サーバルームやデータセンターのラック単位など、電力使用状況をきめ細かく把握できる。さらに小型ブレーカも分電盤に組み込み、電流、電圧計測用のセンサをあらかじめ設置した一体型で提供する。
TCP/IPネットワークの通信プロトコルに準拠しており、インターネットなどを介して計測データのやりとりが柔軟に行える。また、各種センサとの接続も可能(オプション)であり、さまざまな外部センサ活用ニーズにも対応する。エネルギー見える化システム「Ecoの森(別売)」や運用管理ソフトウェア「WebSAM(別売)」等のNEC製品のほか、サードパーティ製品と組み合わせることも可能。なお、スマート分電盤の販売と組み合わせて、導入支援や収集した電力などの環境データを分析し、省エネ対策の提案を行う「環境アセスメントサービス」も提供する。
スマート分電盤の価格は40万円から(単相3線 電灯分電盤、主幹ブレーカ×1、分岐ブレーカ×22、電流センサx24、電圧センサケーブルx1、スマートコントローラx1の場合)。50台以上の場合はカスタムメイドとなる。スマートコントローラも単体発売され、価格は6万円から(電流センサ12ポートモデル)、11万円から(電流センサ24ポートモデル)の2種。
《冨岡晶》
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