NECエンジニアリング、ZigBee規格準拠の2.4GHz無線通信モジュールを発売 | RBB TODAY

NECエンジニアリング、ZigBee規格準拠の2.4GHz無線通信モジュールを発売

エンタープライズ ハードウェア
2.4GHz無線通信モジュール「ZB24TM-Z2701」
2.4GHz無線通信モジュール「ZB24TM-Z2701」 全 4 枚
拡大写真
 NECエンジニアリングは19日、安定した送受信が可能な「スプリットリング共振器アンテナ」を搭載した2.4GHz無線通信モジュール「ZB24TM-Z2701」「ZB24TM-E2036」を発売した。「ZB24TM-Z2701」はZigBee規格に準拠したのが特徴。

 アンテナ部に、NEC中央研究所が新開発したスプリットリング共振器アンテナを採用。従来のアンテナに比べ電波に対する指向性が少ないことに加え、マザーボードの影響によるアンテナ性能の変動を抑制し、安定した送受信を可能とした。また2.4GHz帯と900MHz帯で共通基板化を図れるハードウェア設計を採用している。

 とくに「ZB24TM-Z2701」は、近距離・低消費電力の無線ネットワークの世界標準規格「ZigBee」プロファイルを搭載し、メッシュネットワーク構築が可能となっている。ZigBeePRO機能セットに対応したスタックを搭載し、アプリケーションレベルでどのメーカーとも相互接続が可能なパブリックプロファイル(スマートエナジー、ホームオートメーションなど)をカスタムにて搭載できる。消費電力は従来品と「ZB24TM-Z2701」とを比較し、送信時約25%、受信時約50%の低減を実現した。スリープ状態の消費電力も最大約87%低減した。

 いずれも日本国内の電波法認証を取得済みのため、ユーザの申請は不要。なお米国FCC、欧州CE認証の無線機カテゴリ許認可は現在申請中(2012年6月取得予定)。製品価格は、「ZB24TM-Z2701」「ZB24TM-E2036」両タイプともに税別900円(10万個購入時の1個当たり。価格は購入数量により変動)。スターターキット(税別15,000円)も同時に販売を開始する。製品出荷予定は7月。

《冨岡晶》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース