Windowsマルウェアが挿入されたAndroidアプリを確認、作者のミスか
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株式会社アンラボは4月18日、モバイルOSと一般的なWindows PCの両方で動作するマルウェアを発見したとブログで伝えている。これはASEC(AhnLab Security Emergency Response Center)が2月、全世界から収集したAndroidアプリの中から、Windowsマルウェアが挿入されているアプリを発見したというもの。今回発見されたAndroidアプリは、内部にスクリプトファイル「about_habit.htm(123,196バイト)」を内部に含んでいた。
この「about_habit.htm」は一般的なHTMLファイルではなく、実際にはVBScriptであり、「svchost.exe(61,357バイト)」というファイル名でWindows OSに感染するマルウェアを生成・実行する。しかし、Android OSでは動作せず、アプリの内部コードにもスクリプトを外付けメモリに使用するように製作されたコードは存在していなかったという。同社ではこのことから、アプリ制作者のミスによりVBScriptファイルがアプリ制作時に挿入されたと判断している。
この「about_habit.htm」は一般的なHTMLファイルではなく、実際にはVBScriptであり、「svchost.exe(61,357バイト)」というファイル名でWindows OSに感染するマルウェアを生成・実行する。しかし、Android OSでは動作せず、アプリの内部コードにもスクリプトを外付けメモリに使用するように製作されたコードは存在していなかったという。同社ではこのことから、アプリ制作者のミスによりVBScriptファイルがアプリ制作時に挿入されたと判断している。
Windowsマルウェアが挿入されたAndroidアプリを確認、作者のミスか(アンラボ)
《吉澤亨史@ScanNetSecurity》