IEEE、スマートグリッドの通信および配電自動化をサポートする新たな標準を発表
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光ファイバ複合架空地線(OPGW)用ハードウェアのテストおよびパフォーマンスにかかわる標準として「IEEE 1591.1-2012」をIEEE-SA(アイ・トリプル・イー・スタンダーズ・アソシエーション)が公開した。複合架空地線は、スマートグリッドに使用され、送電線に接地機能を提供するとともに、リモート監視・制御システム (SCADA) といったユーティリティ設備へ向けて回送される通信を実現する。IEEE 1591.1は、こうしたOPGWハードウェアに適用される、製造・テスト・調達の仕様を定めたものとのこと。
あわせて、3つの標準開発プロジェクトが新たに発表された。「IEEE P1909.1」は、スマートグリッド通信機器のテスト方法と架設要件の推奨案を文書化しようというもの。「IEEE P1703」は、電力事業者端末データ表を補完する構内網・広域網(LAN/WAN)のノード通信プロトコル標準、「IEEE P1854」は、スマート配電アプリケーションの手引き開発となっている。
IEEE-SAは、900以上の現行標準と500以上の開発中の標準を有しているが、スマートグリッドに関連する現行規格および開発中の規格を100以上掲げており、スマートグリッド規格の開発を進めている。国際電気標準会議(IEC)、国際標準化機構(ISO)、および国際電気通信連合(ITU)と戦略的関係を持っている。
《冨岡晶》
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