ヤフーとアスクルが業務・資本提携……新たなEコマースビジネスを展開、2年でトップ目指す
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アスクルは、1993年より、プラスの事業部としてオフィス用品のカタログ通信販売事業をスタート。開始して以降、1997年に分社するとともにインターネットによる受注を開始し、とくにBtoBの通信販売事業に関して大きく成長を遂げた。2010年には同社子会社のアスマルにおいて新たなBtoCのオンライン通信販売事業を立ち上げており、集客力の拡大を課題としていた。こういった背景のもとヤフーが、両社の強みを活かしてEコマース事業を共同して展開すること等を目的に、業務・資本提携の提案をアスクルに対して行ったとのこと。
ヤフーのインターネットユーザーへの知名度および集客力、「Yahoo!ショッピング」や「Yahoo!オークション」におけるBtoCビジネスを通して培った決済機能、一方アスクルの物流ノウハウや情報システム、MD(マーチャンダイジング)機能およびCS(コンシューマサービス)機能を相互補完し、新たなBtoCのEコマース事業を展開する。
両社は、業務資本提携開始後2年以内に当該新たなビジネスの分野で、“圧倒的ナンバー1”となることを目標に掲げている。なお協議・検討を行うための組織として、ヤフーCEOである宮坂学氏とアスクル代表取締役である岩田彰一郎氏が参加するステアリングコミッティを設置する。
アスクルとヤフーは、27日付で業務資本提携の契約を締結。アスクルは第三者割当によりヤフーを割当先として普通株式2,302万8,600株を発行する予定で、ヤフーはすべてを引き受ける。払込期日は5月20日。
《冨岡晶》
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