積水ハウス、東北でスマートタウンを整備……HEMS搭載のスマートハウスを採用
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スマートコモンシティ明石台は、東日本大震災後に開発される宮城県内最大級の大型住宅団地で、同社が東北復興の一環として整備する。まち全体で1年間に発電する電力量は、電力消費量の約1.7倍の2508MWhで、近隣世帯に1039MWhの電力供給が可能になると想定している。太陽電池だけで1.29MWの出力でメガソーラー発電所に匹敵する。まち全体で省エネ・創エネに取り組み、電気とガスのエネルギーミックスで光熱費を削減する。
同社の阿部俊則社長は、東日本大震災以降「家庭部門でのエネルギー消費を抑えるためにはスマートハウスが非常に重要な役割を担う。さらにスマートタウンが各地に展開されることで、日本のエネルギー問題への解決策となるばかりでなく、新たなビジネスの創出や環境技術での国際競争力にもつながる」と述べている。
スマートコモンシティ明石台の軸となる3電池を組み合わせる「グリーンファースト・ハイブリッド街区」は、災害などの停電時、自動的に3電池による電力供給システムに切り替わる。スマートコモンシティ明石台の全体全体は764区画を整備する予定だが、全外の2割をグリーンファースト・ハイブリッドにする計画だ。
同社は今後、スマートコモンシティ明石台を起点に、「スマートコモンステージけやき平」(茨城県古河市けやき平)や「アイランドシティ照葉のまち」(福岡県福岡市)など、全国各地にスマートタウンを展開する予定。
積水ハウス、HEMSを搭載するスマートハウスを東北で整備
《編集部@レスポンス》
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