RIMが「BlackBerry 10」を発表、ハードキーパッドはついに廃止?
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発表にはRIMのCEOであるトルステン・ハインズ氏が登壇し、自らその最新機能を説明した。ただし、「BlackBerry 10」は開発途中にあり、今回の発表はその概略にとどまるものだった。また、このプラットホーム向けの新端末の発表もなかった。新端末の発表は今年後半になるという。
「BlackBerry 10」については「BlackBerryの本質的価値を引き継ぐもの」であるとして、大きな方針転換はないことを示した。機能としては、多くのBlackBerryユーザーがタイピングのしやすさをメリットと感じていることから、その特徴をさらに発展させたソフトウェアキーボードを搭載するという。
このソフトウェアキーボードは、ユーザーのクセを学習することで快適なタイピングができるというもので、ユーザーがタッチする位置の傾向を調べ、それに応じてキーが反応する位置を変更するなどの処理を行う。たとえば「a」をタイプするときその右の「s」に近いところをタイプする傾向があるなら、「a」のエリアを右に広げてタイプミスを防ぐ。
このソフトウェアキーボードの採用により、新しいBlackBerry端末にはハードウェアの「QWERTY」キーパッドが搭載されない可能性が高い。タイプしやすいという最大の特徴をさらに強化することを目指した結果、最大のシンボルであるキーパッドを廃止することになった。
「BlackBerry 10」向けのアプリ開発を促進するため、RIMでは開発者に開発ツールキットとともに「BlackBerry 10」が稼働するテスト用端末を配布した。その外観はやはりキーパッドがなく、ごく普通のアンドロイド端末やiPhoneと大差ないものになっている。
《山田 正昭》
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