NECとネポン、農業ICTクラウドサービスを提供開始……各種情報をPCやスマホに配信
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「農業ICTクラウドサービス」は、園芸ハウス内の警報センサや環境センサの情報をリアルタイムでモニタリングし、クラウドでデータ収集を行うことで、遠隔からハウス内の状況把握ができるサービス。温室用温風暖房機の異常警報(暖房機の不着火など)を、農家のパソコンやスマートフォンなどへメールで通知する「警報サービス」、温室用温風暖房機や環境センサ(温度、湿度、炭酸ガス、日射のセンサ)の情報を定期的に収集し、パソコンやスマートフォンなどの画面上で見える化を実現する「センシングサービス」、農産物の市況情報や、農薬名、散布時期、散布濃度等の防除暦、天気などを農家へ情報配信する「情報配信&コミュニケーションサービス」で構成される。提供形態は初期および月額費用によるクラウドサービス形態(2年契約)で、初期158,000円~、月額2,980円~での提供となる(警報、センシング、情報配信&コミュニケーションを含む)。
ネポンは、ハウスなどに利用する施設園芸向け資材の販売・保守を行なうメーカーで、温室用温風暖房機においては、国内トップとなっている。一方NECは、M2M技術を利用したソリューション「CONNEXIVE(コネクシブ)」を提供し、農地データの見える化を実現した「農業ICTソリューション」や、生産や流通過程における商材の安心安全の見える化を実現した「安全品質トレーサビリティ」などを提供している。両社は2012年1月より、農業ICTクラウド事業で協業を開始している。
《冨岡晶》
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