【スマートフォン&モバイルEXPO】スマホナビでアジア市場展開を目指すゼンリン
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タイ版「スマートG-BOOK」では、ナビゲーションアプリと車載機連携機能をトヨタ自動車とゼンリンデータコムで共同開発。今回、会場には実際にタイ向けの車載機を展示、スマートフォンのナビアプリが車載機のディスプレイに表示され、車載機側のタッチパネルで操作が出来るのを体験することができた。
タイにおけるカーナビゲーション市場について、ゼンリンデータコム営業本部の藤本敦氏は「まだまだ据え置き型のカーナビというものが普及しておりません。GarminやトムトムといったPNDが一部で売られる中、スマートフォンのナビアプリが登場してきたといった状況で、ナビゲーションサービスといったものを、今回我々が提供するサービスで始めて利用される方も多いのではないかと思われます」と説明する。
日本国内のスマートG-BOOK向けナビゲーションサービスには、野村総合研究所の『全力案内!ナビ』が採用されているが、今回トヨタは、タイ市場においてはゼンリンデータコムのサービスを採用。また、タイでは初のサービスになるという、ネットワークを使って渋滞情報をリアルタイムで表示する機能が盛り込まれた。
藤本氏は「タイではローカル型のサービス(地図データをスマホにあらかじめダウンロードして提供)でないとサービスを継続提供できない点が、採用の理由としてあるかと思います。現在のタイの通信事情ですと、オフボード型のナビサービスでは、通信の途絶などによりサービスとして成立しないと考えられます」と明かした。
同サービスの将来的な展開については「アジア圏では、こういったナビゲーションサービスは普及していないので、我々としては何カ国かパッケージングして提供していきたいと思います」と、タイ市場を足がかりにアジア圏へも展開を図りたいという。
続けて、「アジア圏への進出については、現在のところライバル社も少ないですし、市場としても成長が見込まれます。今回、協業させて頂いたトヨタ自動車さんと足並みを揃えていくことがベストかと思いますが、自力で進出していくことも考えています。当社は自動車メーカーの資本が入っているわけではないので、他社メーカーさんともやっていきたいと思っています」と述べた。
《椿山和雄@レスポンス》
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