グルーポンが第1四半期決算発表、予測を上回る業績
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売り上げは5億5928万ドルで前年同期比89%増と大幅な伸び。株式報酬費用などを除いた実質損益は1株当たり2セントの黒字となった。最終赤字は1169万ドルで、前年同期の1億4648万ドルから大幅に縮小した。
これらの売り上げ、損益はいずれも事前の予想を上回るものだった。地域別の売り上げでは、北米が前年同期比の75%増、それ以外の市場では102%増加した。北米での業績は利用者の好みに応じたクーポンを配信する新サービスが奏功しており、同様のサービスを海外にも展開するという。また、マーケティング費用を抑えたことが収益性を改善し、黒字につながった。
グルーポンはこれまでたびたび会計に関する問題を起こしており、株式の上場申請時に提出した上場目論見書が指導を受けて訂正されたほか、2010年の決算を昨年9月になって大幅に下方修正したり、今年3月に2011年の第4四半期の決算を修正するなど不手際が続いている。こうした事態を解決するためグルーポンでは会計や銀行業務の経験のある取締役を迎え、それから初めての決算となった。
今回の決算発表を受けて、株式は先週末から36%も上昇した。ただし、それでも株式の新規公開時の価格である20ドルを大幅に下回っている。
《山田 正昭》
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