谷川氏「断腸の思い」……元「K-1」運営会社のFEG、破産手続きへ
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同社は、2003年9月、ライツコム(旧「K-1」)から総合格闘技「K-1」に関連するイベントの企画・制作・運営事業を引き継ぐ形で設立された。2003年の年末には大相撲元横綱の曙と当時の人気レスラーであったボブ・サップの対戦カードが話題となったほか、以降も話題性のある選手を発掘し、ゴールデンタイムや大晦日のテレビ放映が恒例となるなど格闘技大会として一定の認知度を得ていた。
しかし、近年は、スポンサー企業の業績悪化によってスポンサー収入が減少するなか、K-1もタレント不足によりファン離れが進み、入場者数の減少を余儀なくされるなど資金繰りが悪化。出場選手に対するファイトマネーの支払いに遅延が発生するなど財政難から2011年の「K-1 GRAND PRIX」の開催が中止となり、動向が注目されていた。
この件に関して、FEG代表取締役の谷川貞治は同社HP上にコメントを掲載。「K-1のためにこれまで頑張ってくれたファイターや競技役員の皆さん、業者の皆さん、そして何よりも共に最後まで汗を流した社員の皆さんには取締役の代表として申し訳ない気持ちでいっぱいです。今の私には謝罪しかできませんが、今後の人生でその数々のご恩に少しでも報いたいと思っています。」とコメントしている。
負債は調査中とのこと。なお、現在「K-1」の企画・主催・制作運営は香港のK-1グローバルホールディングスが行っている。
《白石 雄太》
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