NEC、主要なサーバ形状すべてで40度環境に対応……高温動作で節電支援
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新製品は、省電力性能に優れた最新CPU「インテル Xeon プロセッサーE5製品ファミリー」を搭載するとともに、80 PLUS取得の高効率電源などの省電力パーツを採用、パワーキャッピング/ファン制御など独自の制御機能によりサーバ単体の省エネ性能を向上し、動作環境温度を従来モデルより5度緩和した。これによりデータセンターや企業において、空調などのファシリティ設備全体を含めて、従来比約30%の省電力化が可能。
モジュラー型サーバ「Express5800/E120d-M」では、高さ2Uサイズの筐体に最大4台のサーバモジュールを搭載、前面からのHDDホットスワップ対応に加え、サーバモジュール単位で筐体前面からの挿抜が可能。CPUには「インテル Xeon プロセッサーE5-2400製品ファミリー」を搭載、サーバモジュールあたり最大16コアまで拡張可能。
ラック型/タワー型サーバ「Express5800/R120d-2E、同/T120d、同/T110d」では、エアフロー構造を最適化した新筐体の採用により、40度環境での動作を保証する。2Uラック型サーバ「同/R120d-2E」では最大26台、タワー型サーバ「同/T120d」「同/T110d」では最大24台までディスクドライブを拡張可能。消費電力値の上限値を設定できるパワーキャッピング機能の有効/無効スケジュールの設定に加え、グループポリシー設定機能により、上限値をサーバグループ単位で制御可能(管理ソフトウェアの無償アップデートにより対応予定)。
ブレード型サーバ「Express5800/B120d、同/B120d-h、同/B110d」には、収納ユニット単位、ラック単位での電力制御機能による省電力運用、HVDC電源ユニット対応による電源設備の省電力化など、システム全体での節電を実現。「同/B120d」「同/B120d-h」は高性能CPU、大容量メモリを搭載可能で、仮想化によるサーバ統合に求められるメモリ拡張性、ネットワーク性能の強化と省電力性能を両立。「同/B110d」では省電力CPU採用により、ブレード型サーバでも40度環境での動作保証を実現した(「B120d」「B120d-h」は40度環境に対応しない)。
《冨岡晶》
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