生活の乱れ・運動不足で、約4割の子どもが「体温異常」……まめな水分補給が効果的
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
今回の調査では、アンケート採取時に直接子どもの体温を計測。その結果、アンケート実施時の子どもの体温は、「36度未満」が18%、「37度以上」が19%となった。調査を行った時間帯は昼過ぎから夕方までだったが、普通、この時間帯の適性体温は36~37度とされている。ちなみに、体温異常に陥っている子どもを年齢別に見ると、低体温は小学生以上に、高体温は幼児に多い傾向にあった。
子どもたちの生活習慣について質問したところ、「21時以前に就寝している」子どもはわずか24.5%。半数以上は「21時台」に、18.5%は「22時以降」に就寝しており、起床時刻によっては睡眠不足の状態に陥っている子どもが多いと考察される。さらに朝の便通に関しては半数以上が「ほぼ毎日ある」と回答する一方で、「週に3回以下」と回答した子が33.8%と、何らかの形で生活習慣が乱れがちな様子が伺えた。
そこで運動の度合いについても調査。その結果、運動する頻度が高い子どもほど、朝から活発に過ごす割合が高く、逆に運動頻度が低い子どもは眠気やだるさを訴える割合が高かった。また、運動頻度と1回あたり運動時間が高い子どもほど高体温になりにくい傾向にあった。とくに1回の運動時間が「1時間以上3時間未満」の子どもは標準体温である割合が高く、“体温異常を防ぐには適度な運動が有効”と考えられる。
さらに、1日に水分摂取させる頻度と、子どもの体温を合わせて集計したところ、摂取回数が多い(1日に9回以上)子ほど、体温異常に陥る割合が低い傾向にあった。特に、「1日11回以上」水分を摂取している子は、体温異常を抱えている割合が27.3%と、全体平均よりも10ポイント程度低かったとのこと。
《冨岡晶》
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