角川グループ、電子書籍をすべてEPUB3.0化へ……電子書籍ビューワ開発に着手
ブロードバンド
ウェブ
注目記事
-
コスパ最強の“手のひらサイズ”ミニPC「GT13 Pro 2025 Edition」「A5 2025 Edition」がGEEKOMから登場!
-
Androidコンテンツマーケット「Tapnow」、電子書籍サービスを開始……「宇宙兄弟」や「けいおん!」も
-
キングジム、電子書籍市場に参入……「wook」運営事業を取得

この電子書籍ビューワは、ACCESSの「NetFront BookReader EPUB Edition」をベースに、独自の機能とサービスが追加されたものとなる。2012年8月を目処に、「BOOK☆WALKER」にて提供開始される予定。
独自機能の例としては、角川グループの強みであるライトノベル作品で、イラストがより大画面で楽しめる機能や、デバイス間の共有しおり機能等が予定されている。また「BOOK☆WALKER」を利用するためには、これまでスマートフォンやタブレット端末へ専用アプリをインストールする必要があったが、EPUB3.0の対応にあわせて、PCブラウザでの閲覧も可能となる。
併せて、ACCESSの技術支援を受け、角川GHD傘下各社と合同で、角川グループ標準のEPUB3.0作成規程を制定し、現在グループ各社が保有する約5,000タイトルの電子書籍すべてのEPUB3.0対応を推進する。角川グループでは、「BOOK☆WALKER」のみならず、提携電子書籍ストアに対してもEPUB3.0の電子書籍データ提供を行っていく予定。
「EPUB」は、HTML5やCSS3などのWeb標準技術をベースにした、グローバル標準の電子書籍のファイルフォーマット。「EPUB 3.0」は日本語にも対応しており、今後日本でも普及することが予想されている。対応するプラットフォームとしては、iPhoneのiBooks、ソニー・リーダーなど。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/