2012年夏の新定番は「趣(おもむき)デート」……デート場所の選択基準に変化の兆し | RBB TODAY

2012年夏の新定番は「趣(おもむき)デート」……デート場所の選択基準に変化の兆し

エンタメ その他
サマーキャンドルナイト/軽井沢高原教会(長野県)
サマーキャンドルナイト/軽井沢高原教会(長野県) 全 4 枚
拡大写真
 トレンド総研は19日、現代のカップルの「デート」に関する傾向と、2012年夏のトレンドとなりそうな「趣(おもむき)デート」に関するレポートを公開した。世代・トレンド評論家の牛窪恵氏による考察も含まれたものとなっている。

 ショッピング施設やアミューズメント施設が次々と登場している現在、20~30代のカップルの多くは、街中でのデートより、都会と離れた場所にある自然・文化に新鮮味や感動を感じる傾向がある。さらに、2011年3月に起きた東日本大震災以降、恋人たちの間でも、「思い出」や「絆」を重視する意識がより強くなっている。そのため、デートにおいても、趣のある場所や風景のなかで、お互いの想いや感動、幸福感を共有することで「絆」を深めたいというカップルが増えているという。トレンド総研では、こうした“趣のある場所でお互いの「絆」を深め合うデート”を、「趣(おもむき)デート」と名付け、その背景を探っている。

 世代・トレンド評論家の牛窪恵氏によると、現代のカップル、とくに20~30代の男女は、きらびやかなバブルの時代に青春を過ごした世代(おもに40代)とは異なる趣向を持っており、“反バブル”の意識が強くあるという。また、最近はデートスポットでも、TwitterやFacebookで、「○○なう」などのつぶやきとともに、訪れた場所の写真を投稿する人が増えている点も指摘。自然、夜景などの写真映えがする場所や、季節感や文化を感じる風景をスマートフォンなどで写真に撮って、仲間に知らせたい心理から、「現在ではデートスポット選びにおいても、“ネタになるかどうか”という点が1つの選択基準になりつつあります」と背景について考察している。

 トレンド総研では、現代の20~30代は、“古きよき”物や風景、人間関係に強く共感する世代で、昭和の時代をほとんど知らないにもかかわらずノスタルジックな邦画を好んだり、「趣のある」風景や人付き合いを求めたりする特徴があるとし、エコ&サステナビリティ志向が根底にあるとしている。トレンド総研では、これからの季節に「趣デート」が楽しめる注目スポットとして、「サマーキャンドルナイト/軽井沢高原教会(長野県)」などを採り上げている。

◆サマーキャンドルナイト/軽井沢高原教会(長野県)
http://candle.karuizawachurch.org/
開催期間/7月27日~8月31日 日没後19:00頃~
「軽井沢高原教会」が毎年夏に実施している、歴史と伝統のあるイベント。教会の中庭に1つ1つ想いをこめて散りばめられた2000個のランタンの光が、温かな心を紡ぐ内容だ。期間中には、キャンドルセレモニー「結び灯」「ハンドベルコンサート」など、さまざまな催し物も実施される。

◆七夕笹飾りライトアップ/貴船神社(京都府)
http://kibune.jp/tanabata2012/
開催期間/7月1日~8月15日
夕暮れから午後8時(土日祝は午後9時)まで、社殿と境内の笹飾りが幻想的に照らし出される。短冊(100円)に願いをしたためて、笹に吊るしてお参りができる。

◆箱根ほたるの里/箱根ホテル小涌園(神奈川県)
http://www.hakoneho-kowakien.com/hotaru/
開催期間/6月中旬~7月中旬
庭園にはゲンジボタルとヘイケボタルの2種類のほたるが、夏の夜に灯りを灯す。ゲンジボタルは6月中旬~7月初旬、ヘイケボタルは6月下旬~7月中旬に見られる。

《冨岡晶》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース