富士通、台湾中央気象局のスーパーコンピュータシステムを受注
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このシステムは、台湾全土での日々の気象予報業務を中心に、熱帯・亜熱帯気候区にある台湾において重要な課題である台風や豪雨など気象災害の観測と予報能力の向上、長期気候変化の観測と分析などの強化に活用される。
このシステムは、富士通のスーパーコンピュータ「PRIMEHPC FX10」を中核に構成され、2012年から3年間にわたり段階的に納入される予定。2013年1月より第1期システムの運用が開始され、最終的なシステム(2014年12月完成)の総理論演算性能は、1ペタフロップスを超える予定。これは、現行システムと比べて約100倍の性能となり、気象分野のスーパーコンピュータとしては世界トップクラスとなる見込み。
台湾中央気象局は1941年に設立された政府機関。1983年に初代の数値気象予報システムを構築し、以降、スーパーコンピュータを使って気象予報業務を運営している。
《冨岡晶》
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