Facebook、日本は国内ネットユーザーの約3割が利用と低め……ネットレイティングス調べ
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日本のサイト訪問者数は、前月の1,483万人と比較すると241万人増と大幅な増加で、前年同月(820万人)と比較すると2.1倍となった。流入元を見ると、4月から5月にかけて「search.yahoo.co.jp」「www.google.co.jp」といった検索経由とともに、「headlines.yahoo.co.jp」「transit.loco.yahoo.co.jp」といったYahoo!JAPANのコンテンツからの流入が急増していた。これは、Facebookが株式市場上場で大きな話題になったこと、ヤフーが4月中旬からYahoo!JAPANの主要サービスとFacebookとの本格的な連携を開始したことなどが要因と見られる。
国内で堅調に訪問者数を伸ばすFacebookだが、各国のFacebookのリーチ(インターネット利用人口を母数とした利用者の割合)を比較すると、日本のFacebookのリーチは低く、29.1%に留まっている。ちなみにブラジルは77.9%、アメリカは67.2%、韓国は39.3%などとなっている。
比較対象のなかではもっともリーチが高いブラジルだが、2011年8月にそれまで最大手であった「Orkut」を逆転し、現在Facebookが、ブラジルでもっとも訪問者数が多いSNSとなっている。韓国においてもFacebookのリーチは増加しており、韓国最大のSNSである「Cyworld」に肉薄するまでに成長している。ブラジル、韓国、日本のいずれの国においても、20%を超えてから6か月後には、ほぼ30%までリーチが上昇しており、日本においてもブラジルや韓国なみに、Facebookが拡大する余地はあることが分析できる結果となっている。
《冨岡晶》
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