アルプス電気、車載用デジタル放送用フルセグチューナーを発売
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車載用TVチューナはこれまで、車載用高周波製品に求められてきた高受信感度、電動ミラーなどによるノイズへの耐性に加え、ハイブリッドカーや電気自動車に対応するため、低消費電力へのニーズが高まっている。加えて、車載用TVチューナが搭載されるカーナビゲーションへは、Wi-Fi搭載など多機能化により車載機器内の部品点数が増加したことで、これまで以上に実装面積の縮小や小型化などが求められる。
同社はこうした市場ニーズに対応し、業界最小の車載用地上デジタル放送用フルセグTVチューナを開発した。フルセグ4ダイバーシティ対応チューナとしては業界で初めて表面実装に対応し、カーナビメーカーの生産ラインの自動化に貢献する。消費電力も従来品の30%減となる1.55Wに抑えた。
新製品は、これまで培ってきた同社の高周波回路技術により、回路間の干渉を抑え、ITS(高度道路交通システム)妨害や各種ノイズへの耐性強化を図りながら、23.0mm×25.0mm×3.1mmの小型化を実現した。実装面積で従来品比70%減、容積比で従来品比85%減を達成した。
すでに量産開始しており、サンプル価格は5000円。今年12月には月産5万個を生産する予定。
《編集部@レスポンス》
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