梅雨前半のまとめ 3000カ所の『ソラテナ』と7200人のサポーターで振り返る
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調査は、6月27日〜7月1日に、利用者に対して梅雨前半の天気や体感に関する質問を投げ掛け、得られた7194人(男性47%、女性53%)の有効回答結果と、6月8〜30日の『ソラテナ』から得られた気象データを解析した結果とをまとめたもの。
雨日数について、6月8〜30日に10分毎の観測で一度でも“感雨”した日数を調べたところ、北陸以北で雨の日が少なく、九州と四国の太平洋側で多い傾向にあった。九州は東北の1.5倍以上多い。都道府県別では宮崎県が最も多く、少ない県は山形県だった。
「雨の量はどう感じた?」と質問し、“多い”、“ふつう”、“少ない”から回答してもらった結果、“多い”と感じた人が50%以上となった都道府県は九州や西日本の太平洋側に集中し、“少ない”と感じた人が50%以上となった都道府県は、東日本〜北日本に多い。
ソラテナが観測した1日で最も低い湿度(%)を調べたところ、西ほど最小湿度が高い傾向にあった。“湿気”に悩まされたというランキングでも西日本が上位にランクイン。最小湿度が低い県のランキングでは、北日本や内陸の県が上位に多い中、大阪や東京も上位にランクインしている。大都市圏の地面は舗装されていることが多く、雨水が乾くのが早いためではないかと推測される。
ソラテナで測った明るさの解析値が、3000ルクス(影うっすら程度)以上となった時を「晴れ」とすると、西日本で晴れの時間が短く、北陸や東北の日本海側では長い。「布団を何回外干しした?」と質問をしたところ、全国平均で1.53回。一番多かったのは岩手県で2.13回、一番少なかったのは大分県で0.69回だった。晴れの時間が長いエリアでは回数が多く、雨日数が多かった西日本では回数が少ない。
《高木啓》
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