オムロン、世界最小のマイクロ振動発電器を搭載したセンサモジュールを商品化
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微弱な振動を電気エネルギーに変換する小型発電器「マイクロ振動発電器」は、微弱な振動を効率的に電気エネルギーに変換し、安定的に電力を供給できる電源だ。電源配線やメンテナンスが不要となるため、センサなどの設置場所や用途を広げるものとして、注目を浴びている。
オムロン、旭硝子、小西安、THHINK Wireless Technologies JAPANの4社は、マイクロ振動発電器のマーケティングや技術、製品開発を共に推進。今回、市場開拓を目的にこの世界最小クラスのマイクロ振動発電器とセンサを一体型のモジュールとして提供する。
このマイクロ振動発電器(縦20mm×横20mm×高さ4mm)は、エレクトレット材料を用いた静電誘導方式を採用。圧電方式とは異なり発電部に曲げ応力がかからないため耐久性に優れているという。また、発電部と駆動部を分離独立させた構造のため、バネの硬さ調整等により低周波数の環境振動にも対応が可能。さらに、静電誘導方式では世界最高のエネルギー変換効率(2012年7月オムロン調べ)を達成し、温度センサ、加速度センサなどへの電力供給に十分な性能を実現したとしている。
《冨岡晶》
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