インテルの2012年第2四半期決算……増収減益で通年売上予測を下方修正
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売り上げは135億100万ドルで前年同期の3.6%増、純利益は28億2700万ドルで4.3%の減少となった。部門別では売り上げの約7割を占めるパソコン向け事業が86億8400万ドルで4.4%増と好調。データセンター向け事業も28億400万ドルで15.1%増となった一方。ネットブックやモバイル端末を扱うその他のインテルアーキテクチャー事業は11億800万ドルで同20.2%の減少。同事業は収支でも3億3500万ドルの赤字となった。
世界のPC需要は頭打ちの傾向となっており、特に低価格なノートブックはタブレットやスマートフォンに市場を奪われている。こうした状況が、モバイル端末を不得手とするインテイルの業績にそのまま反映された。インテルは2012年の通年の売上予測を一桁台後半の増加、としていたが、3~5%の増加に下方修正した。
ただし、インテルではこの修正を世界経済の減速の影響としており、課題のモバイル部門については、今年後半にIntelベースのタブレットおよびスマートフォンが登場するので、今後は「いい位置につける」としている。
《山田 正昭》
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