アップルが2012年第2四半期決算を発表、iPhone買い控えで予想下回る
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
売り上げは350億2,300万ドルで、前年同期の23%増、純利益は88億2,400万ドルで1株当たり9.32ドル。前年同期の21%増となっている。20%以上の増収、増益できわめて好調な業績と言えそうだが、事前の予想は下回った。アナリストが事前に予想した純利益は1株あたり10.35ドルだった。
製品別の販売台数では、iPhoneを2,600万台販売、前年同期の28%増だった。iPadは1,700万台を販売し、前年同期の84%増。Macは400万台の販売にとどまり、MacBook Airは好調だったが、デスクトップが前年同期の19%減と不調だった。
iPhoneの販売台数2,600万台は十分に高い実績だが、アナリストの事前の予想は2,900万台で、この予想との開きがそのまま全体の売り上げの予想と実績の開きに反映された。iPhoneの販売は前期(2012年1~3月)との比較では26%減少しており、一時の勢いはない。これは新型iPhoneの発売が秋と予想されており、買い控えがあったものと見られる。この決算発表を受けて株価は5%程度下落した。
《山田 正昭》
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