同映画祭への出品決定は、第63回カンヌ映画祭(2010年)のコンペティション部門にて上映された前作「アウトレイジ」に続いて2作品連続の世界三大映画祭へのコンペティション部門出品という快挙。また、北野武監督自身にとっても同映画祭は関わりが深く、1997年に「HANA-BI」で最高賞の金獅子賞、2003年に「座頭市」で監督賞にあたる銀獅子賞を受賞するなど、“世界のキタノ”として世界中の注目を集めることとなった舞台。監督は同映画祭公式上映に参加し、レッドカーペットにも立つ予定としており、「『アウトレイジ ビヨンド』をどう観てくれるのか、前作『アウトレイジ』のカンヌ映画祭上映以上にその反応が楽しみです」と期待を寄せている。
「アウトレイジ ビヨンド」は、前作で描いた抗争劇から5年後が舞台。関東最大の暴力団組織が、対立する関西勢や、巨大暴力団組織の壊滅を図る警察との熾烈な闘争を繰り広げるバイオレスアクション。ビートたけしのほか、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、小日向文世、高橋克典、塩見三省ら豪華キャストが顔を揃える。10月6日より全国公開。
なお、現在公式サイトではクランクアップした同作の最新メイキング映像や、主要キャラクターたちのフォトギャラリーを公開中。メイキング映像では、黒塗りの車が海から引き上げられるシーンや、敵対する組織同士のバイオレンスシーンなど、本編のスリリングな映像の一部を一足先に体験することができる内容となっている。