中学受験を目指す小6の43%が電子辞書を利用
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本調査は、同塾生小学1~6年生約8,000名を対象に、2012年5月25日~6月15日にアンケート調査を実施し、2,880名の有効回答を得たという。調査結果は、「全塾生」と「成績最上位クラス帯」に分けて集計している。
子どもをとりまくICT環境について、「自宅のインターネット環境」や「子どもが利用するデジタル機器」「子どもが通う学校のICT化」といった項目のふみこんだ調査となっている。
自宅でもっとも利用するインターネット環境について、どの学年も光ファイバーの利用率がもっとも高く平均68.5%で、このうち通信事業者の約半数をNTTフレッツ光が占める。また、インターネット環境がある家庭の約7割弱が無線LANを利用している。さらに成績最上位クラス帯はより高く、平均74.8%が無線LANを利用している。
子どもの携帯電話の所有率について、学年が上がるごとに高くなる傾向がみられ、小学6年生の69%が携帯電話を持っている。さらに成績最上位クラス帯では、小学6年生の80%が携帯電話を持っている。もっとも選ばれているのは、「子ども向け携帯電話」であり、スマートフォンの普及は進んでいないようだ。
子どもの電子辞書の使用率についても、学年が上がるごとに高くなる傾向がみられ、小学6年生の43%が電子辞書を使用しており、このうち半数以上が自分の電子辞書を持っている。さらに成績最上位クラス帯では、小学6年生の51%が電子辞書を使用している。
子どものコンピュータの使用率についても、学年が上がるごとに高くなる傾向がみられ、小学1年生は48%に対し、小学6年生は86%だった。
子どもが通う学校の電子黒板について、全学年平均14.7%が導入されている。また、全学年平均13.7%が電子黒板を活用した授業を受けたことがある。
学校教育におけるデジタル教科書推進の賛否について、賛成(全学年平均20.5%)と反対(同19.5%)がほぼ同数で、残り60%がわからないと回答した。
これらの結果から、中学受験を目指す小学生のデジタル活用は進んでいることが伺える。
中学受験を目指す小6、43%が電子辞書を利用…浜学園調べ
《工藤 めぐみ》
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