コスプレイヤーが繊維の街を復活させる! 世界コスプレサミット「一宮七夕コスプレパレード」
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繊維が斜陽産業となる中で一宮市もかつての賑わいはないが、それを取り戻そうと同市の商工会議所がぶちあげたのが「コスチュームタウン構想」。つまり、一宮市を「コスプレの街」にして街おこしを、ということなのだ。今やアニメと街おこしは切っても切れない関係だが、人口40万人都市をコスプレで盛り上げようというのはかなり凄い。
そのパレードには、おりからの酷暑にも負けず、数百人のコスプレイヤーが集結した。そもそも一宮市の七夕祭りは日本の三大七夕祭りに数えられるほど大規模、かつ有名で、毎年130万人超が訪れる。コスプレイヤーにとってはそのパフォーマンスを見せつける絶好のステージだ。4時30分からのパレードには300人を超える一般のコスプレーヤーと、コスプレチャンピオンシップ各国代表20組40人が参加した。
昔ながらのアーケードの商店街に浴衣姿の見物客、その中を数百人のコスプレーヤーが行進するさまは異様な迫力だ。見物客はアニメのキャラなど分からなくても関係無く楽しめるようで、派手な衣装のコスプレーヤーに拍手を送っていた。
夕方からは場所をステージに移したが、ここで行われたのはコスプレチャンピオンシップの各国代表と一宮市長のトークセッションという異色のイベント。といっても、「コスプレの衣装はどうやって作るの?」といったゆるーい話題が中心で、気温も下がり涼しい風が吹く中で、コスプレーヤーもリラックスした様子だった。
各国代表が世界一をかけてパフォーマンスを競い合うチャンピオンシップは8月4日(土)に名古屋のオアシス21で開催される。
《山田 正昭》
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