【高校野球】桐光学園のドクターK・松井がまたも“奪三振ショー”! 伝説の大記録更新なるか
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鋭い縦のスライダーを最大の武器とする松井だが、この日はスライダーに加えてストレートが冴えた。対戦相手から「消える」と評されるスライダーと、140キロ台の直球が次々に決まり、序盤から三振の山を築く。2回2死から4回1死まで5連続三振を奪うなど、5回終了時点で10奪三振を記録。6回以降はスライダーとストレートに加えて、チェンジアップなどの球種もまじえて強打の常総打線を翻弄した。
6回には、外角直球を左中間へ運ばれる適時3塁打で甲子園初失点を許したほか、8回にもストレートとチェンジアップを打ち返され連続適時打を浴び、計5点を奪われるなど課題も残したが、終わってみれば自身の新記録に次ぐ歴代2位となる19奪三振。2試合で計41個の三振を奪った。なお、これまでの大会通算最多奪三振記録は58年の第40回大会で板東英二(徳島商)がマークした83個。半世紀もの間、破られていない不滅の大記録だが、今大会のニューヒーローにはその後姿が手の届く距離に見えてきた。坂東の記録更新には、残り4試合で43個の三振が必要だ。
なお、ABC朝日放送の「第94回全国高校野球選手権大会」特設ページでは、この桐光学園-常総学院戦の模様などハイライト動画を公開中だ。
《花》
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