富士通研、ビッグデータ利活用の分析テンプレートを自動推薦する技術を開発
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
今回富士通研では、分析プロセスをテンプレートとして設計・蓄積することにより、分析の専門家が持つ高度な知識やノウハウを簡単に再利用することが可能となる「分析テンプレート自動推薦機能」を開発。分析対象データの内容や特性に合わせて、適用可能な分析テンプレートや追加データを自動的に推薦可能とした。これにより、データ分析の専門家が創出した「どのようなデータを組み合わせて利用するのか」「分析結果をどのように解釈・活用するのか」といった分析シナリオを、分析テンプレートとして蓄積・再利用するものとなっている。
新技術は、分析プロセス(分析の処理手順)を、データ加工や分析処理を部品化した「分析部品」を組み合せた「分析テンプレート」として設計する「データモデルに基づく分析テンプレート管理」、データの内容(各データ項目の意味)や特性(データ量・分布などの性質)を抽出・判定しマッチングを行う「データプロファイリングに基づく分析テンプレート自動推薦」、別のデータを追加することで適用可能になる分析テンプレートの探索を行う「組み合せて利用可能な追加データの提示」といった機能で構成される。
今後は、業種・業務の範囲を拡大し、実問題への適用を進めながら、分析部品および分析テンプレートの整備を進めていく。また本技術は、富士通よりリリース予定の分析ソリューション構築のためのミドルウェア「Interstage Business Analytics Modeling Server」に順次搭載される予定とのこと。
《冨岡晶》
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