【レビュー】スマートフォンで撮影したコンテンツを楽々共有……Docomoの「GALAXY S III」を試す
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最近、社内でDELLのUltrabookを使いはじめた。非常に軽く、かつ薄いため持ち運びには便利だが、その分排除された機能も多い。VGAの出力ポート、SDカードスロット(通常のサイズ)、光学ドライブなどである。ノートパソコンのこうした変化を見ていると、外部デバイスはいちいちノートパソコンに接続したり読み込んだりする時代ではなく、クラウドでデータのやり取りを行い、共有する時代になっているのだなと感じる。ノートパソコン(Ultrabook)にはUSBが搭載されているため、最悪USB接続によって外部デバイスのデータを吸い上げれば良いのだが、クラウドに慣れてくるとそれさえもだんだん面倒になってくる。
「GALAXY S」シリーズには、初代端末からサムスン独自のアプリケーションが搭載されている。そのなかで今回紹介したいのが「AllShare」だ。これは、DLNA対応のAV機器で、「GALAXY S」に保存されたコンテンツ(動画や写真)をネットワークごしに再生できるようにするアプリケーションだ。しかし、DLNA対応のAV機器でコンテンツを見よう!なんてことをしなくても、単なるファイルの共有ツールとしても十分役に立つアプリである。
筆者は、ファイルの共有を「GALAXY S III」とDELLのUltrabookで行っているで、その場合を考えてみよう。まず、「AllShare」でファイルのやりとりを行う場合には、共有しようとしているデバイスが同じAP内になければいけない。もし、社内のネットワークやホームネットワークに接続されていれば、オンラインストレージを介した共有や、同じネットワーク内にあるデバイスへ直にファイルを転送することもできる。同ネットワーク内にデバイスがない場合は、「デバイスから写真を自動アップロード」にチェックを入れておけば、都度オンラインストレージにアップロードされるだろう。そのネットワークも、Wi-FiもしくはWi-Fi、3G、LTEのどちらかを選択できる。(動画の場合は、自動アップロードは対応していないようだ)。ストレージは「NDrive」か「SugarSync」を選択可能だ。
「AllShare」に登録しているデバイスが、近くにあればアプリケーションが通知してくれるも有難い。アプリのインタフェース上では登録デバイスをクリックすれば、そのデバイスに格納されている写真、ビデオ、音楽ファイルなどが確認できる。ちなみに筆者は「SugarSync」を使っているが、5GBまでは無料で利用できる。
スマートフォンからは、撮影した動画をYouTubeにダイレクトにアップロードできる。しかし、筆者の場合はダイレクトにアップすることはまずない。そもそもスマートフォンで動画撮影する時は、手軽に、というかテキトーに撮影することが多く、必ずカット編集くらいはしたくなるからだ。このカット編集はスマートフォンでは困難だ。そのためにも撮影した動画をPCに転送し、そこで編集してからYouTubeにアップするのがベストだ。
最近では、旅行先にコンパクトカメラではなくスマートフォンを持っていき、それで撮影するのが普通となっている。旅行中にバシバシ撮影した画像をまとめて転送するのではなく、都度アップロードし、一度に確認するという場合にも役立ちそうだ。PCよりスマートフォン中心に生活になってくるなかで、AllShareは有効なツールといえるだろう。
《RBB TODAY》
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