アプリのダウンロード意向、スマホ利用開始後4か月で急減……ニールセン調べ
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
まずスマートフォン利用経過期間ごとに回答者を分け、「1か月以内に5個以上無料アプリをダウンロードした人」の割合をみると、AndroidユーザーとiPhoneユーザーのいずれにおいても、スマートフォンを利用し始めた直後の0~1か月でもっとも割合が高く、その後4か月目までに急減し、その後は比較的横ばいに推移することが判明した。またiPhoneユーザーとAndroidユーザーを比較すると、すべての期間でiPhoneユーザーのほうがAndroidユーザーよりも10~20ポイント程度割合が高く、ダウンロード意向が高い傾向が明らかとなった。
アプリのダウンロード基準では、OSを問わず「無料のアプリであること」が1位だが、特にAndroidユーザーではiPhoneユーザーより5ポイント高い90%が「無料のアプリであること」を選択の基準としていた。その他、OS間で比較的差が表れたアプリの選択基準としては、Androidユーザーでは「信頼できるマーケット(アプリストア)で公開されていること」がiPhoneユーザーと比較して10ポイント高く、iPhoneユーザーでは「★の数などユーザーの評価が自分のなかの基準を満たしていること」「ランキングで上位にランクされているアプリであること」「ダウンロード件数が多いこと」といった、アプリストア内で示されている情報に関連する項目の回答割合がAndroidユーザーに比べて高かった。
さらに、ダウンロードするアプリの選択基準の傾向を、性・年代によって見ると、女性は男性と比べてすべての年代が「周りの友達が薦めてくれた」や「周りの友達がすでに利用」といった“友達の評価”に関する項目に偏りが見られた。反対に男性は、“アプリストア内の評価”や“メディアでの評価”を選択基準にする傾向が見られた。年代別では、男女とも若い年代では“友達の評価”や“アプリストア内の評価”といった、いわゆるユーザーの評価を重視し、年齢が高くなるにつれ“アプリストア自体の評価”や“メディアでの評価”に関する項目を重視するように変化した。
《冨岡晶》
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