高倉健が主演作「あなたへ」を引っさげてモントリオール世界映画祭へ……上映会後の好反応に涙浮かべる
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高倉健が海外での映画祭のため現地へ向かうのは、1994年の『四十七人の刺客』でヴェネチア映画祭に参加して以来、18年ぶり。モントリオール映画祭では1999年の『鉄道員』で最優秀男優賞を受賞している。
2日14時(現地時間)よりモントリオール・ハイアットリージェンシーホテルにて行われた公式会見には、海外メディアなど約100人が集結。英語が堪能な高倉が、海外メディアの質問に英語で返答する一幕も見られた。同19時からはメゾヌーヴ・シアターにて公式上映が行われ、エンドロール開始直後から拍手が沸き起こり、スタンディングオベーションが続いた。立ち上がり観客に挨拶をする高倉健の目には涙が浮かび、白いハンカチで目頭を押さえる姿も見られた。
高倉健は上映会後、「泣いちゃったね。ふっと(涙が)出てしまいました。前に座っていたフランス人のおばあちゃんも泣いていました。映画祭って良いものだね。今日みたいに映画の後にお客さんと時間を過ごすのは『八甲田山』以来です。終わった後皆さんの拍手を受けて、なにかわからないぞくっとするものがありました。これが映画祭の持っている魔力なのでしょうか。何十年も役者をやってきても、こんな経験をするんですね。心に衝撃を受けました。映画にはそういう力があります」とコメントした。
同映画は8月25日の公開以来、公開9日間で82万人を超えるヒットとなっている。
《関口賢》
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