慶大、パソコン1台だけで「電力需要予測」が可能なソフトを開発……企業のEMSで有効
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推定問題の基礎理論として広く活用されている「フィルタリング理論」によるパラメータ推定技術を用いた独自のアルゴリズムにより、企業における短期間の電力使用データとPC1台で、電力需要予測を可能とした。企業等のエネルギーマネジメントシステム(EMS)でも有効活用できるとのこと。
まず、電力需要曲線の特徴を考慮し、予測に有用な情報を判別するデータ処理を実行。次に、過去の発電モデルに基づき、フィルタリング理論を用いて予測値を計算する。大幅に少ないデータ量から、従来手法とほぼ同程度の精度で予測できる手法となっている。
研究グループでは、今後、電力需要予測値の精度を向上させていく他、「発電量の予測」ソフトの作成にも取り組む予定。
《冨岡晶》
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