IIJ、「コンテナ型データセンターモジュール」に関する特許権を取得
エンタープライズ
ハードウェア
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
富士通、「間接外気冷却方式」を採用したコンテナ型データセンターを発表
-
富士通研、コンテナDC向け省電力システム制御技術を開発……総消費電力を最大約40%削減

「IZmo」は、コンテナ内に設置する複数のラックを斜めに配置することで、作業空間など必要なスペースを確保しながら、コンテナのサイズ縮小を実現し、コンテナの幅を2.5m以下に抑えたモジュール。これにより、トレーラー等の特殊車両ではなく通常の大型トラックでの運搬が可能となり、特殊車両通行許可申請などを簡略化できるとともに、輸送コストも約1/3に低減できるという。今回の特許取得は、このラックの傾斜配置について独自性が認められたとのこと。
傾斜させることでラック側面にスペースが生じるため、コンセントバーなど従来ラック内に収容していた機材をラック外部に設置でき、ラック内に奥行の長い機器を設置するような場合にも、十分なスペースを確保できるのが特徴。またラックの傾斜設置により、側面から冷気を取り入れることができ、通信機器をより効率的に冷却することも可能となっている。
IIJでは、2011年4月に運用を開始した、外気冷却コンテナ型データセンター「松江データセンターパーク」にIZmoを設置し、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」のシステム基盤として利用している。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/