『アウトレイジ ビヨンド』北野武監督がニコ生でたけし節炸裂……視聴者は「88888」弾幕で歓迎
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『アウトレイジ ビヨンド』は北野武監督による2010年公開の映画『アウトレイジ』の続編にあたる作品。「全員悪人 完結。一番悪いのは誰だ?」をキャッチコピーにヤクザの抗争を描くバイオレンスムービーだ。
ニコ生の特別番組では、まず“前座”として同映画に出演している中野英雄と新井浩文の2名が登場。自分たちも強面だと思うが、他の出演者はもっと怖いなどとトークを展開し、空気が十分に温まったところで“真打”北野武監督が登場した。
北野武監督は、今作を制作したきっかけについて「前作の後半を撮りながら2(続編)の構想はしていた。ただ、前作は海外では暴力描写で賛否両論あったため、それなら言葉のやりとりの暴力映画を作ろうと思って、関西弁がいるなと。それで関西の暴力団を使うために筋(ストーリー)を直した」と、制作の裏話を披露。
さらに、「ヤクザ自体に魅力を感じているというよりは、生と死の中での男の葛藤を日本で描こうとしたら暴力団しかない」のがヤクザ映画を撮る理由だと語りながらも、「男、男っていっても、ヤクザ映画でもやっていることは女々しいんだよね。裏切ったり、のし上がるために色んな方法をとったり、陰謀論が渦巻いて汚くなってしまう。俺はよく冗談で『一番男らしい商売はオカマだ』って言う。男しかできないからね(笑)」とコメントしてニコ生ユーザーを笑わせていた。
また、出演した俳優陣についてもそれぞれ演技について評価しつつ、特に西田敏行について、「西田さんは『釣りバカ日誌』とかやってて怖い役をやったことがないっていうんで、あの人を釣ってやろうかと思って。海の中から西田さんが上がってくるとか(笑)」とたけし節も披露した。
北野監督登場直後には、「88888」(拍手の意を表すコメント)が弾幕化して画面を埋め尽くすなど、視聴者は終始応援ムード。緊張のあまりか、なぜか司会者が正座して北野監督に話を聞いているのが映し出され、「説教か!」などのコメントも寄せられた。総視聴者数は7万人を突破。「アウトレイジを見てガンが治った!」「アウトレイジを見て逃げた女房が帰ってきた!」「会場で1千万円拾った!」とユニークな“特典”を示しつつ、「見ろバカヤロー!」と呼びかけ、ニコ生への初降臨は大盛り上がりの中、終了となった。
《関口賢》
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