W杯ブラジル大会のマスコット、名前の候補が不評
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キャラクターはタトゥボーラ(ボールアルマジロ、ミツオビアルマジロ)をベースにしたもの。名前は以下の3案から選んで、FIFAのサイトで投票する。
●アミジュビ
●フレコ
●ズゼコ
意味はそれぞれ次の通り。
●アミジュビ(Amijubi)=アミザージ(amizade、友情)+ジュビロ(júbilo、若さ)
●フレコ(Fuleco)=フットボール(futebol)+エコロジーア(ecologia、エコロジー)
●ズゼコ(Zuzeco)=アズール(azul、青)+エコロジーア(ecologia、エコロジー)。青はブラジルの海、川、空の色。
これらが現地ブラジルで不評だ。ネットコミュニティでは「響きがブラジルらしくない。トリニダード・トバゴか、ジンバブエか」「Fuで始まる単語ですぐ連想するものにいい意味は少ない」「そのままタトゥボーラではいけないのか」といった意見が見られる。
21日にFIFAが発表した投票総数は11万5000票。投票の途中経過は明らかにされていないが、いくつかの媒体やブログによる独自のアンケートでは、フレコ、ズゼコ、アミジュビの順でおよそ2:1:1の得票となっており、「どれでもない」はフレコの10倍ぐらいになるようだ。
FIFAはブラジル大会公式球の名前も一般投票で「ブラズーカ」と決定している。対抗案は「ボサノバ」と「カルナバレスコ」で、このときも投票以前に3案すべてが不評だった。
重ねての不評にFIFAは21日、マスコット命名についてのコメントを発表した。「最初の企画アイデアは、みんなにマスコットの名前を提案してもらうというものだった。しかしそれぞれが提案した名前について、登録商標や知的所有権の諸手続きをクリアするのは不可能だ。そこでこちらからオプションを提示することにした。タトゥボーラの名前はこの理由で採用できなかった」という。
「マスコットの名前は1つの国だけでなく世界中で通用し、発音できるものでなければならない。FIFAでは450案以上の初期候補の中から3案に絞り込んだ。いずれも2014年大会の重要な要素を反映している。これらいずれかの名前とタトゥボーラとの組み合わせは、ブラジル大会の意義を強く主張できる」。マスコットの名前は11月25日に発表される。
《高木啓》
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