日産自動車はCEATEC企画展示「Smart Mobility "ZERO"」に参加し、NSC-2015による「自動運転」のデモンストレーションを行なっている。
NSC-2015は、車両全周カメラによる周辺環境認識技術と、4Gモバイル通信による車両遠隔モニタリングシステムを採用した。この方式は、位置検出にGPSを用いた方式と異なり、地下駐車場などでも正確な周辺環境認識が可能となるほか、スマートフォンと連携したさまざまなアプリケーションが利用できる。
ドライバーが目的地の施設入口で降車後、スマートフォンからの指示によりNSC-2015は自動駐車を開始する。周辺環境を認識しながら駐車場の空きスペースを探し、目的の駐車エリアを検知すると、駐車枠への自動駐車を行なう。さらに、ドライバーによるスマートフォンの操作で、NSC-2015は、駐車エリアから自動で出発し、再びドライバーの元へ戻りる。
また、駐車中は搭載したカメラによる「セキュリティカメラシステム」が自動的に起動し、車両周辺の不審者や不審な動きを感知すると、ドライバーのスマートフォンに自動通報を行なう機能も備わる。