ソニー、業界初1チップで地上/BS/CSに対応したチューナーモジュール……省電力も実現
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従来、テレビやレコーダー機器の国内3波テレビ放送対応チューナーモジュールは、地上デジタル放送受信用と衛星(BS/CS)デジタル放送受信用にそれぞれ別々のチューナーICを搭載していた。しかしソニーでは今回、発振回路やロジック回路などを共通化してそれぞれのICを小型化。地上/衛星の両対応ながら、地上デジタル放送用チューナーICと同一サイズまで小型化し1チップ化に成功した。
これによりトリプルチューナーでは従来比約25%の小型化を実現。また独自の高周波回路技術とモジュール化技術で消費電力を約20%削減した。感度についても地デジで-81dBm、BS/CSで-85dBmという安定した受信感度を達成している。
ソニーでは、同シリーズをテレビやレコーダー機器メーカーが採用することで、製品の薄型化や基板の小型化、柔軟な商品設計などが可能になり、消費電力の削減にも貢献するとしている。
受信放送方式はISDB-T/S(CATVパススルー対応)で、受信周波数は地上波:90~770MHz 衛星波:950~2150MHz。本体サイズはテレビ向けが幅40mm×高さ8.75mm×奥行34mm(シングル、ダブルチューナー)、幅40mm×高さ8.75mm×奥行45mm(トリプルチューナー)、レコーダー向けが幅77.8mm×高さ29.8mm×奥行11.5mm。
《関口賢》
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