大阪府立大学看護学部で電子教科書の実証実験…シャープ
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同実験の対象学生は、在学中に長期間の臨床実習を予定している。そのため、実習期間中は大学への通学機会が減少し、大学の図書センターなどの利用や教員による学生への指導機会が限定的となり、e-Learning環境の整備が必要となる。
そこで、大阪府立大学看護学部が独自に開発した、事例学習を基盤とした看護技術の動画や問題集などのe-Learningコンテンツと、看護学部で使用する17冊の教科書を同時に電子化。これらをシャープ製のタブレット端末に収録し、対象学生に貸与する。
電子教科書に収録したコンテンツは、キーワードで一括検索し、複数の教材を比較しながら学習を進められるほか、手書きでのマーキングやノート機能も搭載しているので、通学中や実習先などで、手軽に学習することが可能という。
今後、2013年度以降の本格的な導入に向けて問題点などを検証し、取組み内容を他大学にも積極的に紹介し、看護学界の先進的な役割を担っていくという。
◆実証実験の概要
実験期間:2012年10月~2013年7月(予定)
利用対象者:看護学部 看護学専攻3年次生 合計92名
電子化対象教科書:看護学専攻教科書17冊
利用端末:シャープ製タブレット端末(Android 2.3、タッチパネル対応10.1型液晶)
電子書籍フォーマット:XMDF方式
《工藤 めぐみ》
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