就職活動実態調査、一番の難関は個人面接
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事前準備に関する質問で、「満足層」「非・満足層」ともに力を入れていたのは「自己分析」。「満足層」23.4%が力を入れていた「個人面接」は、「非・満足層」では17.1%で、6.3ポイントの差異があった。「非・満足層」が「満足層」より注力していたのは「業界研究」。しかし、選考過程で通過が難しかったものに「個人面接」を7割の学生があげており、一番の難関が「面接」であることがわかる。じっくり「自己分析」した上で、企業人事との接点である「面接」でどう表現するかに時間を割くことが、満足できる結果を得やすいようだ。
また、OB・OG訪問や会社説明会の参加を、半数以上が2011年12月までに開始している「満足層」に比べると、同時期に開始している割合が「非・満足層」は低く、逆に2012年4月以降に開始している割合は「満足層」より多かった。「選考会への参加」も同様の傾向となっている。
自己PRに関する質問では、エントリーシートや履歴書に記載していた項目で「満足層」のほうが割合が多かったのが、「ゼミ・研究室(幹事以外の経験)」「既存部活の幹部」など。 「アルバイト」も両者であがっていたが、若干「非・満足層」のほうが多かった。「満足層」は学内活動に関わるものを多くあげ、学内での積極的な学生生活を自己PRしている様子がうかがえる。
「満足層」「非・満足層」ともに、就職活動の相談を身近な友人、家族にする学生が多かったが、「満足層」のほうが「大学内外の友人」や「就職活動で知り合った友人・社会人」に相談する傾向が「非・満足層」より高かった。同社は、就職活動という限られた時間の中で知り合った社会人、学外の友人等の「就職活動中での関係発展」による相談相手を作れるかが鍵である可能性が高いのでは、と分析している。
この調査はスローガンの運営する新卒採用サイト「Goodfind」に登録している、来春卒業予定の大学生、大学院生が対象。調査期間は2012年9月18日~24日。
《黄金崎 綾乃》
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